秋葉原や浅草など外国人旅行客の方々に人気のエリアを沿線に有するつくばエクスプレス。東京・埼玉・千葉・茨城の1都3県に沿線を有しています。今回はその運営会社である首都圏新都市鉄道株式会社にお話を伺いました。
不測の事態に備えて
秋葉原~つくば間で20駅を構え、中でも外国人旅行客から高い人気を誇る浅草・秋葉原駅を有するつくばエクスプレスでは、災害や事故が発生した際に外国語で正確な案内放送を実施するにあたって、語学面での課題を持っていました。
今後益々外国からの利用者の増加が見頃まれることからも、異常時のご案内や緊急時における避難誘導の際に活用し、お客様を円滑に誘導することを目的としてエジソンの多言語放送製品の導入が決定されました。
メガスピークが導入された今、非常時でも円滑に多言語での避難誘導ができるよう、今後は多言語での避難誘導も訓練の中に組み込んで、製品の使い方を普及していきたいと考えています。
社全体の多言語化に向けて
現在つくばエクスプレスでは外国人利用者の方々もより快適に利用できるよう環境整備に取り組んでおり、その一環として多言語対応の推進を図っています。例として、駅における行先・時刻案内表示器を外国のお客様にもわかりやすい設備に更新中で、駅窓口においては携帯通訳機を各駅に配備し日常のご案内に役立てています。更に、各駅の自動券売機も日・英・韓・仏・西・中(簡体・繁体)の6か国7言語に対応しています。
また、駅構内以外にも一部車内では表示を日・英・中・韓の4か国語表示にし、アナウンスについても日本語と英語の2か国語に対応しています。
メガスピークについては、現在は5か所の駅に配置されていますが、今後は全駅に配置される予定です。
沿線地域と会社が共に発展し続けていきたい
今後は2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、増加する訪日外国人の方々に対する利便性の向上並びに魅力ある企画乗車券の開発や、各種イベントの実施など交流人口の拡大を目指した取り組みを積極的に行っていく計画です。さらに鉄道事業者としての特性を生かした様々なサービスの提供や地域貢献を通じて沿線地域と会社がともに発展し続けていけるよう、地域自治体と連携した取り組みもさらに強化していきたいと考えています。
つくばエクスプレス― 首都圏新都市鉄道株式会社様
Webサイト http://www.mir.co.jp/
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