常に再先端の医療設備を整え、外国⼈患者受⼊れ医療機関としても認定されている医療法⼈偕⾏会様では、海外からの患者の方だけではなくインドネシアなどからの技能実習生・研修生の受け入れや、インドネシアへの進出・技術提供など、その活動は国内だけに留まりません。
そんな次世代の病院とも言える国際的な医療法⼈偕⾏会名古屋共立病院様のお話を伺いました。
海外へ広がる日本の医療
医療法人偕行会では、日本の少子高齢化を見越して2014年に日本法人として初めてインドネシアに進出し、ジャカルタにKAIKOUKAI CLINIC SENAYAN(カイコウカイ クリニック スナヤン)を設立しました。そして2016年には、インドネシアのパレパレ市と透析医療に関する技術提携をし、日本で培った技術・ノウハウをインドネシアで提供すると共に、現地の医療水準の向上に貢献しています。
更に、海外進出だけではなくEPA(経済連携協定)に基づき、日本の看護師国家資格の取得を目指して来日したインドネシア人看護師も受け入れるなど、外国人スタッフの採用にも積極的に取り組んでいます。
JMIP (外国⼈患者受⼊れ医療機関認証制度) 認定機関
そして医療法⼈偕⾏会グループの名古屋共立病院では、国内だけではなく海外にも目を向け、中部地区の⺠間病院では初めてJMIP (外国⼈患者受⼊れ医療機関認証制度)の認定を受けました。
認定を受けるためには院内の案内・資料の多言語化、英・中国語通訳の採用など環境を整る必要がありますが、その中でも非常時のコミュニケーション方法は重要な項目であったため、エジソンの多言語放送製品を導入しました。
JMIP取得後の現在は、日本に在住している方や旅行中の方に加え、中国などからの富裕層の方がPET検診(がん検診の一種)を受けるために来日されたり、循環器の治療や糖尿病の教育入院、リハビリなど幅広い目的でお越しいただいています。
【JMIP(外国⼈患者受⼊れ医療機関認証制度) とは】
日本に滞在⼜は日本を訪れる外国の方々が安⼼して日本の医療サービスを享受できるように医療機関の外国⼈受け⼊れ体制を評価・認証するものです。
現時点でのベストを尽くす
現在は海外からの患者様は5階病棟に滞在することが多いため、滞在時は多言語製品は5階に設置し、5階のスタッフが非常時には操作するようになっています。また、それ以外の時は当直の方に操作を説明していますが、操作が簡単なため、すぐ操作できるかと思います。
元々即時翻訳が可能なボイストラも使用していますが、やはり緊急時に使用するなら定型文が収録されているタイプの方が安心ですし、看板なども煙で見られない可能性もあるので、音声案内と言う点は良いと思います。
現在は年2回ある法定訓練の時に使っています。本番同様の環境で行う、と言う意味もありますが、院内のスタッフにこの機械の存在を知ってもらう、と言う場でもあると考えています。訓練の内容については、院内のスタッフで構成される防災対策委員会では毎月防災マニュアルの改善や防災訓練の計画について話しているため、その中で決まりますね。
今の段階で非常時に向けた準備が万全かは分かりません。ですが常にその時できるベストな体制を作っていければと考えています。
医療法人偕行会 名古屋共立病院
〒454-0933 名古屋市中川区法華一丁目172番地
Webサイト https://www.kaikou.or.jp/kyouritsu/
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